広島で低山ハイクがしたい初心者のための必要グッズを一挙ご紹介!【秋冬行楽】

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「広島は低山ハイクを趣味にするのにぴったりの場所だって本当!?」

近年、コロナ禍をきっかけに、屋外/個人で楽しめる「登山」が大変人気となりました。

私もすっかりハマってしまったひとりなのですが、なかでも特に注目されているのが「低山ハイク」!

泊まりがけ登山のように本格的な「山登り」ではなく、「近くにある低山(標高1000m以下のもの)を気軽に楽しもう!」というものです。

実は広島県はこの「低山」が豊富な地域だと言われており、広島駅周辺や市内中心部にもすぐに登れる低山がいくつも存在しています。(他県の方に羨ましがられた事も…!)

特に街のなかの低山は、山登りだけでなく街の景色も楽しめるナイススポット!

今回はその低山ハイクの魅力必要な持ち物などを一挙ご紹介しますので、ぜひお役立てください!

広島で低山ハイクを趣味にする魅力

その1、広島は低山が豊富である

牛田山
東区の低山「牛田山」の紅葉

広島県は、南は瀬戸内海・北は中国山地という豊かな自然に囲まれた街です。

南から北に行くほど山が高く/深くなっていく地形ですが、その手前(南部)の広島市内や市街地には登りやすい低山がいくつもあります

例えば広島の玄関口「JR広島駅」から北に10分程度歩けば、仏舎利塔で有名な「二葉山」という低山に出会えます。(登りやすいため、しばしば小学校の遠足スポットに!)

画像中心部が広島駅。そのすぐ後方に見える山が二葉山です。
引用:Googleマップ CPONDさん

逆に駅から15分ほど南に下れば、美術館もある「比治山」があります。車で上がることもできるため便利です。

「比治山」から見る桜と街の景色。
さらに南下すると市内や沿岸部を一望できる「黄金山」も。

おすすめの低山は次回以降に詳しくお伝えしますが、このように広島は「ちょっと登る」には恵まれた地域と言えるのです!

その2、準備が簡単かつ体力に自信がなくても取り組める

低山ハイクの魅力は「お散歩の延長で楽しめる」という手軽さです。

いわゆる「登山」だと、充実した体力のほかに、経路や持ち物の選定、所持する水分/食事量の計算、登山計画書作成、天気が荒れた際の対策などかなり細かな調整が必要です。

しかし低山ハイクであれば、運動強度が低めなのは勿論、道が舗装されていたり中腹まで車で登れたりする場所も多いため、1~2時間程度の山から気負わず始める事が可能です

(とはいえ安全のため注意も必要ですので、気をつけたい点は後ほどお伝えします!)

その3、手軽に運動・ストレス発散ができ自己肯定感が上がる

近年の研究で、「木々の中を歩く」という行為が現代人の心身の回復ストレス解消非常に効果的であるということがわかってきました。

木々の揺れる葉音や鳥の声、土の香りなど様々な自然界の息吹が、私たち人間の脳や体に良い影響をもたらすそうです。

特に免疫機能の活性効果が高く、山歩き後なんと1か月経っても通常より高く数値が維持されたというデータもあるほど。それゆえ山歩きは『森林セラピー』という名でも親しまれています。

また低山ハイクはそのような心身の向上体験や、低山ならではの登りやすさによって「小さな成功体験」を積み重ねやすく、自己肯定感が上がりやすくなるとも言われています。

途中で出会う他のハイカーさんたちとのささやかなふれあいも心をほぐしてくれますよ。

日ごろ少しお疲れ気味の方見るものや自分自身を少し変えてみたい方にぴったりです!

低山ハイクに必要な持ち物一覧

広島 低山ハイクの準備物一覧
筆者が普段使っている低山ハイク用グッズたち

そんな魅力的な低山ハイクを安全に楽しむためには、やはり「持ち物」が大切。

一般的な低山ハイクに「必要なもの」と「あったらより便利なもの」に分けてご紹介していきます!

※「低山ハイク」とひとくちに言っても、山によってかかる時間や負荷はまちまちで、また季節や個人の特性によっても変わりますので、こちらを基本としてぜひ臨機応変にご準備くださいね。

●低山ハイクに必要な持ち物

広島 低山ハイクの準備物一覧

・リュック(ザック)20L程度までの軽いもの
・登山靴(これだけは登山専用品を!
・飲料水/行動食(熱中症対策の飴、チョコ、ナッツなど)
・スマホ/携帯電話(マップアプリをDLしたもの)
・タオルや万が一の着替え(インナー/靴下など)
・帽子(日差しによる熱疲労避け)
・応急セット/LEDライト
・カッパ/緊急ブランケット
・現金/保険証/日焼け止めや虫除けスプレーなど

基本的には低山ハイクの持ち物として専門用具は特に必要ありません。ご自身の普段使い慣れたものをご用意ください。

準備の際に気を付けたい点は「水分や間食をしっかりと(目安量は後述)」、「万が一の事態に備え満充電したスマホやライト/応急セットを持っておく」、「汗をかくためインナーは綿より乾きやすい化繊がおすすめ」「雨や風を避けられるような素材の服を入れておく」などです。
ただし一点、」だけは登山用の物を購入されることをお勧めします。


低山は高山と比較して風が抜けにくいため、雨が降ると泥や落ち葉とその葉から出る油などが合わさって非常に滑りやすい状態となり、晴れの日でも場所によってはそのままぬるついていることが多いです。
ケガや滑落の危険に繋がりますので気を付けたい部分です。
その点で、登山靴は通常のスニーカーと足裏の形状が異なっており、滑りにくい作りとなっているため安心・安全度が上がります。

また、登山靴は足裏だけでなく靴自体の形状でも区別されており、通常のスニーカーのような「ローカット」、少し高さのある「ミドルカット(ミッドカット)」、足首がしっかり隠れるブーツタイプの「ハイカット」などいくつかの種類に分かれています。

低山ハイクにおすすめなのは、サポート力も機動力も両方ある「ミドルカット」。ほどよく足首が固定されるため疲れにくくなると同時に、動きやすさも兼ね備えています。

サポート力もありつつ動きやすいミドルカット
足首までしっかり固定されるハイカット。やや動きにくく重たい。

ネットショップでも購入可能ですが、重さや履き心地が靴によって随分違うため、アウトドアショップやシューズショップで実際に履いて購入されることを強くお勧めします。

★低山ハイクに必要な水分量の求め方

山歩きに必要な水分量には計算式があります!

まずは脱水量 = 体重(kg)×行動時間(h)×係数5

例えば体重50kgの人が1時間歩くと250mlの脱水、4時間歩くと1L(1000ml)もの脱水となります。
必要な水分量(ml)は「その脱水量×0.7~0.8で求められるため、この場合だと4時間歩くなら700~800ml(500ミリのペットボトル2本分弱)は必要という計算になります。
季節や個人の体質も加味しつつ、まずは短時間の山歩きから経験を積んで感覚を覚えてみてくださいね。

●低山ハイクにあると便利なもの

低山ハイクに必要なもの

低山ハイクにあると便利なものは以下のようなグッズです。

・休憩マット(休憩時にお尻が楽かつ汚れない)
・トレッキングポール/手袋(足の疲れを軽減)
・カメラ類(一生の思い出に。アクションカメラもお勧め!)
・サングラス(目からの光疲労予防に)
・クリップ類(帽子やタオル、ボトル等を便利にぶら下げ)
・予備の水分や防災ボトル(万が一のために)
・「ヤマップ」や「ヤマレコ」などの登山アプリ

上記のものは無くても困りはしませんが、低山ハイクライフを少し快適にしてくれるグッズたちです。

例えばカメラ。低山ハイクの楽しみは素敵な景色のほか「いろいろな動植物に出会えること」でもありますので、私はいつもカメラを携帯しています。

以前は一眼レフを持ち歩いていましたが、やはり重さと嵩張るのがネック…ということで最近はズーム性能の良い「コンパクトデジタルカメラ」を持参することが増えました。(スマートフォンでもよいのですが、遠くにいる野鳥をズームで撮ろうとすると最新のスマホでもかなり画質が乱れてしまうので…)

よく使っている光学30倍ズームのコンデジ。右上の赤丸の鳥が→
NIKON S9900
画質の劣化なくこのくらいのアップで写ります。NIKON S9900

その他、「引っかけ/ぶら下げ系ツール」も便利です。
例えばペットボトルホルダーなど。

山歩きでは「30分に1回程度の吸水」が理想とされていますが、夏場はより喉が渇きやすく、また吸水のたびにリュックからボトルを取り出すのも少し面倒なため、取り外しが簡単なホルダーをよく使っています。

内容量が減ってきてからぶら下げることが多いです
広島 低山ハイク

写真にはありませんが、荷物として背負ったまま長いチューブストローで水分を摂れる「ハイドレーション」もおすすめですよ。

また、リュックに固定できるストラップバッグウエストポーチも便利です。

小銭やスマホ、虫よけスプレーなどをサッと取り出し&収納ができるので、リュック以外にこうしたミニバッグを使われるのもおすすめです!

広島 低山ハイクの持ち物
アクションカメラの土台としても

あと持ち物ではないですが、万が一の場面に備え、家族や会社の方に「今度の休みは●●山に行く」と伝えておくのもいざという時の命綱となります。

実際にその連絡があったことで「道迷いからの遭難」の救助が早まったというケースもありますので、ぜひ「登る前には誰かに知らせておく」というのもお忘れなく!

広島で低山ハイクを趣味にする魅力まとめ (体力不足が心配な方に)

広島で低山ハイクを趣味にする魅力と、その際の持ち物などをご紹介してきました。

もしも「低山ハイクでも体力に自信がないな…」とご心配な方は、まず「登山靴を履き、持ち物を入れたリュックを背負って散歩する」というところから始めてみるのがおすすめです。

まずは週2回・15分程度から、慣れてきたら週3回・30分ほどまで増やせると随分体力が付きますよ。

きちんと必要な食事や睡眠がとれていれば、体は動いた分ちゃんと力になってくれます。

時間がかかっても少しずつ体力が付き、体力がつけば併せて精神力もアップしますので、ぜひご自身のペースで挑戦されてみてくださいね!

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